不妊症とは

 不妊症とは、避妊を行わずに1年間夫婦生活を持っても妊娠しないことと定義されています。

 日本では不妊症の頻度は約20%とされていますが、年齢などにもよるため1年間というのはあくまで目安と考えていただき、心配なことがあれば専門医に相談することが必要です。

 

 当院では、女性医師であり、生殖医療専門医である院長による診察を常におこなっておりますので、ぜひご相談ください。


 

不妊症の検査

基礎体温

 婦人用の専用体温計(36.65度など小数点以下二桁が測定できるもの)で測定していただき、
記録用紙に記録していただきます。ただし、つけることがプレッシャーやストレスになる場合、
事などでつけることが困難な場合は、つけなくても治療を進めることは可能です。

 

精液検査

精液量、精子の濃度や運動率などの性状を診る検査です。

 

子宮卵管造影検査

 レントゲン検査を使用しながら、子宮腔内に造影剤を注入することで、卵管の通過性を見る検査です。


ホルモン検査

 月経の周期に合わせて血液検査でホルモン値を測定し、卵巣機能や、排卵の有無などを検査します。

 E2(卵胞ホルモン) P4(黄体ホルモン) LH(黄体化ホルモン) FSH(卵胞刺激ホルモン) PRL(プロラクチン) 必要に応じて甲状腺ホルモン、抗ミュラー管ホルモンなども測定することあがります。

 

クラミジア検査

 必要に応じて子宮頚部にクラミジア感染があるかを検査します。血液中の抗体を調べる検査を行うこともあります。クラミジアは卵管周囲に癒着を生じたり、卵管閉塞の原因となることがあります。

 

 フーナーテスト

 性交後の頸管粘液の中にある精子の状態を調べる検査で、性交後試験とも言います。

頸管粘液の多い排卵期に行います。

検査の3~8時間前に性交を行っていただき、頸管粘液の状態を顕微鏡で検査します。


その他

必要に応じて、ホルモン負荷テスト・抗精子抗体検査などを行うことがあります。

 

 

不妊治療の流れ

卵胞計測

 月に数回(少ない場合一度)経腟超音波検査にて卵胞の大きさを計測し、排卵日を予測します。

卵胞計測はタイミング療法でも人工授精の場合でも行う基本的な検査です。

 

まずはタイミング療法

 検査で特に異常を認めない方は超音波検査や尿検査などで排卵日を特定し、妊娠しやすいタイミングをお知らせするタイミング療法を行います。

 

人工授精

 精液所見にて軽度の男性不妊症と診断された方、フーナーテストが不良の方、性交障害のある方ははじめから行うこともあります。

 排卵日を特定し、男性の精液を採取していただき、洗浄処理を行ったのちに女性の子宮に直接注入します。

 

排卵誘発

 自然排卵を認めない方、月経周期が不規則な方は内服・注射などで排卵誘発を行うことがあります。また、黄体機能不全症(高温期が短い・高温期のホルモン値が低い)かたには必要に応じて黄体ホルモンの補充などを行います。

 

体外受精 顕微授精

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