不妊治療

ERPeak検査(子宮内膜受容能検査)

通常行われている胚移植の時期が胚を受け入れるのに適した時期(着床の窓)とずれていないかを検査する方法です。反復着床不全の30%の方が着床の窓がずれていると言われています。

ZyMōtスパームセパレーター(膜構造を用いた生理学的精子選択術)

遠心分離を使用せずに短時間で良好は運動精子のみを回収する方法です。遠心分離をしないため、一般的な精子調整法と比較して精子DNAの物理的損傷をある程度防ぐことができ、より短い工程時間で高い前進性を持つ精子を選択することができ、従来法と比較して受精卵の発育、妊娠率、着床率が有意に改善されたという報告もあります。(先進医療)

G-CSF治療

G-CSFはサイトカインという免疫システムの細胞から分泌されるたんぱく質の一種で、顆粒球算出の促進・白血球のうち好中球の機能を高める機能があります。主にがん化学療法による好中球減少症などの治療に用いられます。このG-CSFを内膜が薄く着床しづらい方の子宮に投与すると着床率が上昇したという報告があります。この治療は新しく、効果についてはまだ完全に明らかにはなっていません。